製品評価技術基盤機構：電気設備の事故情報データベース公開

独立行政法人製品評価技術基盤機構（NITE）は、電気設備の事故情報を全国規模で集約したデータベースを構築し、そのデータベースに基づいた事故の情報を公開するサービスを2022年1月31日に開始しました。

詳報公表システムは、電気事業法に基づく電気工作物に関する全国の事故情報が一元化された、主に電気事業者向けとなる国内初のデータベースです。これまで、産業保安監督部ごとに管轄地域の事故情報が一覧等で公開されていましたが、検索機能がなく、電気事業者にとっては、自分の事業場と似た設備の事故情報を網羅的に調べるためには、全ての産業保安監督部の公開情報を調べる必要がありました。詳報公表システムを使用することで、事故情報のきめ細かい検索やデータの抽出やダウンロード等、必要な時に、必要な情報を電気事業者をはじめどなたでも活用することができます。

引用元：製品評価技術基盤機構

太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーに注目が集まる中、一部では災害・事故などにも関心が集まっています。事故情報の公表により再発防止や予防保全などの対策に寄与することで、再エネ設備の持続的な開発・運営が進むことが期待されます。

参考資料

• 独立行政法人製品評価技術基盤機構：日本初！電気設備の事故情報一元化を実現! ～情報公開により再発防止に貢献!!
• 経済産業省：NITEが「電気設備の事故情報公開システム」のサービスを開始しました
• メガソーラービジネス：NITE、電気設備の事故情報を集約、データベース公開