日本板硝子株式会社(NSG)は、使用済み太陽光パネルのカバーガラスを原料としたフロート板ガラスの製造実験に成功したと発表しました。
使用したカバーガラスは株式会社トクヤマが分離・抽出したもので、フロート板ガラス製造におけるリサイクル原料として、一定の条件下で問題なく使用できることが確認したとされています。
当社は本年 2 月に千葉事業所(千葉県市原市)のフロート窯にてカバーガラスを原料に用いた製造実験を実施し、製品品質および製造プロセスへの影響評価を行いました。その結果、リサイクル原料として一定の条件下で問題なく使用できることが確認され、フロート板ガラス製造への水平リサイクルが可能であることを示す成果となりました。
今回再生ガラス原料を供給したトクヤマは、使用済太陽光パネルからカバーガラスを高効率に分離・抽出する国内有数の技術を有しています。当社はより高品質なフロート板ガラス製造につなげるため、トクヤマをパートナーに選定し、その技術を活用しました。
引用元:日本板硝子
今回の取り組みは、一般社団法人板硝子協会が2025年12月に発表した『ガラス産業の2050年カーボンニュートラル実現に向けたビジョン2025』で掲げられた『廃棄ガラスのリサイクルシステムの構築』を後押しするものと説明されています(関連トピック)。
今回の実証により、AGC(関連トピック①、関連トピック②)やセントラル硝子(関連トピック)含む国内主要板ガラスメーカー3社すべてで、太陽光パネル由来のリサイクルガラスを板ガラス原料として活用できることが確認されました。
世界的にも太陽光パネルの『ガラス』のリサイクルは技術課題の一つとされており、国内の資源循環にとどまらず海外展開も視野に入れた取組みが期待されます。