公益財団法人廃棄物・3R研究財団は、令和7年度「我が国循環産業の海外展開事業化促進業務」 の公募結果を、ホームページ上で公開しています(関連トピック)。
本事業は、廃棄物処理・リサイクル分野における先進技術の海外展開を通じて世界規模での環境負荷低減や経済活性化を目的に、海外における廃棄物処理・リサイクル事業の実現可能性調査の支援事業として公募されていました(関連トピック)。
令和7年度に、株式会社エンビプロ・ホールディングスと株式会社浜田による『北部ベトナムにおけるWEEEリサイクル事業調査委託業務』が採択されています。
2.対象地域・対象廃棄物等
(採択年度)令和7年度
(対象国)ベトナム
(処理対象廃棄物種類)WEEE(電気電子機器廃棄物)※家電4品目、小型家電(PC含む)、ランプ類、太陽光パネルに限る3.海外展開を計画している事業の概要
引用元:廃棄物・3R研究財団
(利用技術)WEEEの解体・破砕・選別技術、太陽光パネルリサイクル技術、ランプ類(バックライト含む)処理技術。
(事業内容)WEEEの中でも特にリサイクルが難しく有害廃棄物を含む家電4品目、小型家電(PC含む)、ランプ類、太陽光パネルを対象として、ベトナムにおける適正なリサイクルフローの構築や廃棄問題の解決を目指す。
株式会社浜田では、令和4年度にも本事業で中央ベトナムにおける太陽光パネルのリユース・リサイクル事業を実施しています(関連トピック)。
使用済太陽光パネルのリサイクルに関しては国内で技術開発や導入が進んでおり、海外市場への輸出・技術移転も含めて国内企業の存在感が向上することが期待されます。