太陽光パネルのリユース・リサイクルを普及・啓発を目的に設立された一般社団法人太陽光リユース・リサイクル協会(関連トピック)が初の総会を開催したと、報じられています。
当団体のWEBサイトでは開催の有無を含め詳細は公表されていませんが(2023/6/23時点で会員の公開を確認)、参加者によるブログなどで概要が紹介されています。
本協会は、太陽光パネルのリユース・リサイクル技術の開発・普及活動などを目的として設立され、廃棄物処理事業者や装置メーカー、保守事業者、発電事業者などが参加しています。
総会では、環境省や資源エネルギー庁から「国の施策」に関して、大学の先生から「静脈産業」に関する講演がありました。
引用元:ソラパト
第1回総会開催時の会員企業はエネテク、近畿電電輸送、こっこー、新菱、高良、大和エネルギー、チヨダマシナリー、浜田、ハリタ金属、丸紅、丸山喜之助商店、J&T環境の12社。
(中略)
同協会で特徴的なのは、廃棄物処理・リサイクル企業だけでなく、エネルギー関連や商社、物流などさまざまな業種の企業が参加していることです。
引用元:note
この他に総会には入会検討中などの企業11社も参加しており、その中にはガラスメーカーや損害保険会社なども含まれています。
現在、太陽光パネルのリサイクル・リユースに関しては、業界団体である一般社団法人太陽光発電協会(JPEA)がガイドラインの策定や政府の検討会への参加などを通じて取り組んでいます。
今後は、実際の太陽光パネルのリサイクルに関わる事業者が、リサイクルの実態開示や政策提言が期待されるだけでなく、使用済太陽光パネルの処分を行う排出事業者(発電事業者、工事業者等)への情報提供やメリットが明確化されることが求められます。