中小企業庁が実施している『事業再構築補助金』の第7回採択結果が公表されており、今回も新事業として太陽光パネルリサイクルを計画している事業者が確認できます。
太陽光パネルの廃棄に関心が高まっていることもあり、今回第7回までの事業再構築補助金に採択されている案件でも『32件』が確認できます。
環境省や自治体によるリサイクル設備への補助金事業が並行して進められており、既に全国の多くの都道府県でリサイクル施設の導入が計画されていると思われます。
以前のトピックでも紹介していますが、大量廃棄が懸念されるのは2030年代のため現時点では多くの事業者が低い稼働率であり、補助対象事業の要件でもある短期間での付加価値向上などの実現は厳しいと考えられます(関連トピック)。
環境省・自治体はこれら現状の把握や情報共有を進め、リサイクル技術開発や施設導入に偏った政策の転換を視野に入れた議論が求められます。