太陽光パネルのリサイクル事業者や行政動向、最新情報を掲載

海外ニュースダイジェスト Vol.131 ~ (加)アルバータ州、太陽光パネルの埋立禁止へ、他

興味のあるニュースは、リンク元からご覧ください。

カナダ:アルバータ州、太陽光パネルの埋め立て処分を禁止へ

カナダのアルバータ州は、2026年10月1日から太陽光パネルのリサイクル料金を14カナダドルに引き上げ、埋め立て処分を禁止する措置を発表しています。

メキシコ:ハリスコ州で、メキシコ初の太陽光パネルリサイクル施設が建設

メキシコのハリスコ州で、国内初の太陽光パネル専門リサイクル施設が設置されたと報じられています。このプロジェクトは、太陽光発電業界の約17社で構成される非営利団体Rafiquiとハリスコ州政府との共同イニシアチブによるものとなります。

スウェーデン:年間15万トンの使用済PVパネルが発生する可能性、最新のロードマップより

スウェーデンのAxfoundationやKTH王立工科大学などで構成されるCircSolarが新たに発表した循環型経済ロードマップによれば、スウェーデンでの使用済PVパネルは2060年頃までに最大15万トンに増加する可能性があるとしており、循環設計や高価値リサイクルなど課題解決に向けた5つの優先分野を提唱しています。

米国:RAND研究所、米国におけるPVリサイクル義務化の妥当性に関する政策レポート

米国RAND研究所は、米国の太陽光パネルリサイクル義務化政策について環境、経済、安全保障の包括的な影響評価を実施し、政策レポートを公表しています。
この中で、義務化に伴うコスト上昇が太陽光発電の導入抑制により温室効果ガスを増加させる懸念があるとし、代替策として重要鉱物の国家備蓄や補助金制度の検討を提言しています。

米国:We Recycle Solar、テキサス州にPVパネルのリサイクル施設を建設へ

We Recycle Solarは、テキサス州に太陽光パネルのリサイクルおよび資源回収施設を建設し、2027年第3四半期に操業開始をすると発表しています。
同施設では使用済PVパネルに含まれる材料のの最大96%を回収し、海外での処理は行われず、完全に国内でプロセスを行うとされています。

パキスタン:パンジャブ州、PVパネルとバッテリーのリサイクルで新たな規則を制定へ

パキスタンのパンジャブ州議会は、使用済み太陽光パネルと高性能バッテリーのリサイクルと廃棄を確保するため、包括的な法整備を求める決議案を全会一致で可決したと報じられています。

カンボジア:カンボジアのPVおよびEV分野の製品ライフサイクル後の管理に関する報告書

カンボジアのNGOであるEnergyLabは、同国におけるPVパネルやEV用バッテリーの廃棄量予測と管理状況に関する報告書を公表しています。
この中で、将来の大量廃棄に備えて短中期的には国内での修理や再利用を優先し、長期的にはメーカー回収制度による自立的な国内循環システムの構築を提言しています。

EU:リサイクルより再利用を:ソーラーパネルが再利用に適している条件とは

欧州における使用済PVモジュールが2023年に58,504トンに増加したと報告される中、欧州の共同研究プロジェクトであるSOLMATEでは、実機検査の経験に基づき安全・性能検査等による信頼性の高いリユースパネル市場の確立を目指しています。

IEA PVPS:Si系PVシステムの将来的な世界的普及に向けた一次・二次物質フロー

IEA PVPSは、最新レポートにおいて2050年までの世界的なPV導入に伴う原材料需要と二次供給の動向を評価し、銅やインジウムが将来の深刻な供給ボトルネックになるため代替技術や素材効率の向上が不可欠だと指摘しています。

フランス:Soren、CdTeおよびCIGSパネルのリサイクルに携わる事業者を募集(機械翻訳)

(機械翻訳)フランスにおける使用済み太陽光パネルの回収・処理について公的機関から認可を受けた環境団体「Soren」は、フランス国内において、主にCdTeおよびCIGSを主とする薄膜型太陽光発電パネルの処理ソリューションを開発・実施できる事業者を特定することを目的とした「関心表明の募集(AMI)」を開始しました。

オランダ:循環型ソーラーパネルのロードマップに専用のモニタリングシステムが導入(機械翻訳)

(機械翻訳)業界の専門家や政府関係者からなる製品チームは昨年、5年間を目途とした実施計画「循環型太陽光発電システムとレジリエントな産業」を策定した。その目的は、太陽光発電システムの循環性を促進し、オランダの製造業を強化することにある。このロードマップの一環として、W/Eアドバイザーズは今回、ベースライン調査と体系的なモニタリングの枠組みを公表しました。

韓国:仁川空港公社、太陽光パネルなど空港の将来の廃棄資源をめぐり「循環型エコシステムの構築」に関する協定を締結(機械翻訳)

(機械翻訳)仁川空港公社は、非営利公益法人「イ・スンファン・ガバナンス」と「空港の将来に向けた廃棄物循環エコシステムの構築に関する協定」を締結したと発表しました。
今回の協定に基づき、両機関は、重要鉱物を回収できるリチウムイオン電池や太陽光パネルなどの廃棄資源を効率的にリサイクルするため、種類別の資源循環システムを構築する予定です。

韓国:太陽光・風力発電で「廃棄物問題」が浮上(機械翻訳)

(機械翻訳)太陽光発電では、すでに廃棄パネルの発生が現実のものとなっている中、今後その増加ペースはさらに加速する見通しだ。昨年の太陽光発電廃棄パネルの発生量は2547トン(t)と集計された。政府は、廃棄パネルの発生量が2027年の2645tから、2029年には6796t、2032年には9632tへと増加すると見込んでいる。7年で昨年の約3.8倍の水準にまで膨れ上がる計算だ。

韓国:発電公社5社、使用済み「バッテリー・太陽光パネル」のリサイクル技術の実証が相次ぐ(機械翻訳)

(機械翻訳)韓国東西発電など、韓国電力系列の発電公企業5社が、近いうちに廃棄が現実化する大規模な電気自動車用バッテリーや太陽光パネルのリサイクル技術の実証を加速させている。

論文:太陽光発電所向けPVモジュールの循環型経済評価~サウジアラビアでの事例研究

マレーシア・エジプトの研究グループは、サウジアラビアの太陽光発電所を対象に使用済PVパネルのリサイクルにおける経済性評価を実施し、リサイクルの経済的な実現可能性があると論じています。

論文:PV廃棄物からの回収シリコンを窒化ケイ素へアップサイクリング

韓国の研究グループは、使用済も太陽発電モジュールから回収したシリコンを高付加価値の窒化シリコン(Si₃N₄)にアップサイクルする方法を開発し、リサイクルシリコンの純度が99.95%を達成したと発表しています。

論文:住宅用太陽電池モジュールのライフサイクル管理に関する概念的・技術経済的枠組み

ブラジルとポルトガルの研究グループは、住宅用PVパネルの寿命管理に関する技術経済モデルを開発し、パネルの劣化とは無関係に世帯の電力消費量の伸びが早期廃棄を大幅に加速させると指摘しています。

論文:IRENAのベースラインを超えて~EUのPV廃棄物の流れをマッピング

ギリシャの研究者は、EUにおける使用済PVパネルの廃棄量予測モデルを再評価し、従来の予測モデルが廃棄量を過小評価していると指摘した上で、より実態に即した新たな予測シナリオを提案しています。

論文:EUにおける将来の結晶シリコン太陽電池廃棄物の発生量と二次シリコンの供給状況

ノルウェーの研究グループは、EUにおける使用済結晶シリコンPVパネルの廃棄量と素材回収量を予測し、2040年までに最大約12.6万トンの二次シリコンが回収され将来の製造需要を大きく支え得ると論じています。

論文:太陽電池モジュール由来のソーラーガラスをセメント系材料の補材として再利用

米国の研究グループは、使用済PVモジュールから回収したソーラーガラスをセメント代替材料として再利用する評価を行い、高いポゾラン反応性と強度回復効果、安全性を確認し、有効なリサイクル手法になり得ると論じています。

論文:欧州各国における太陽光発電廃棄物の発生量の比較評価

イタリアとスペインの研究グループは、回収実績と寿命設定を組み込んだ予測モデルを用いて欧州主要5カ国を対象に2035年までのPVパネル廃棄量推計の妥当性を確認し、回収率の向上と素材リサイクル技術の開発が急務であると指摘しています。

論文:新興国における太陽光パネルのリサイクルコストの体系化と評価のための意思決定支援フレームワーク

ブラジルの研究グループは、新興国における使用済PVパネルのリサイクルコストを評価・管理する意思決定支援フレームワークを開発し、主要コスト要素の構造化と優先順位付けにより循環経済の推進を支援できると論じています。

論文:LiBおよびPVシステムのライフサイクル全体における化学物質による汚染リスク

中国の研究グループは、リチウムイオン電池と太陽光パネルの全ライフサイクルにおける化学汚染リスクを包括的に評価し、気候変動対策だけでなくPFASや重金属等の化学物質負荷の低減を統合した評価が不可欠であると指摘しています。

≪ Vol.130  Vol.132 ≫