太陽光パネルリサイクルの情報を掲載しております。

環境再生保全機構:環境研究総合推進費令和8年度新規課題を公募

独立行政法人環境再生保全機構では、令和8年度環境研究総合推進費新規課題の公募を実施しており、行政要請研究テーマ(行政ニーズ)の中で太陽光パネルのガラスに関する項目も挙げられています。

実施対象事業は、次の①~④のいずれかに該当する事業です。

(3-3)太陽光パネル由来のガラスの再生利用を阻害する物質の除去技術の開発
(1)研究開発の背景・必要性

気候変動対策の一環として太陽光発電の導入を拡大したが、その結果、2030 年代後半以降に使用済太陽光パネルの排出量が顕著に増加すると想定されている。このため、中央環境審議会・産業構造審議会の合同会議でリサイクル制度の検討を行ってきた。審議会報告書では、重量の約6割を占め、最終処分量の削減効果の大きいガラスの再資源化が必要とされており、再生材の品質の向上や用途・利用の拡大が課題となっている。現状の太陽光パネルのリサイクルでは、ガラスに含まれるアンチモンやヒ素等の含有物質や、一般的なリサイクル技術で回収したレベルのガラスに混入する樹脂等の不純物が再生材の品位を下げることが再生材の用途等を狭めている。

引用元:環境再生保全機構

太陽光パネルのリサイクルにおいては、分離技術から金属回収やガラスの再生利用が研究開発での焦点になり始めています。
実際のリサイクルの現場においても重要な課題となっており、更なる研究開発と実用化が期待されます。

参考資料