廃棄物処理・リサイクルの大手である大栄環境株式会社の子会社であるDINS関西株式会社が、大阪府が進める「サーキュラーフィールド OSAKA」の事業者公募に「廃太陽光パネルや機械設備等のリユース・リサイクル事業」で採択されたと発表されています。
サーキュラーフィールド OSAKA 事業者公募の審査結果について
引用元:大阪府
大阪府では、2005年に「大阪府エコタウンプラン」を策定し、国の承認を受けたエコタウン事業として事業者支援を行っています。
同プラン策定から18年が経過し、カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーへの移行など資源循環を取り巻く状況の変化や課題への対応を目的に、新たに「サーキュラーフィールドOSAKAビジョン」が策定されています。
サーキュラーフィールドOSAKA事業者公募においても太陽光パネルのリサイクルに関しても今後の課題として整備が必要な重点項目とされ、太陽光パネルのリユース・リサイクル事業者としてDINS関西が採択された模様です。
同社による太陽光パネルのリサイクル事業の開始時期や導入装置などの詳細は確認できませんが、現時点では大阪府や和歌山県で太陽光パネルの専用処理装置が導入されておらず、今後の進捗が期待されます。
また産業廃棄物処理・資源循環に関わる上場企業の多くが太陽光パネルのリサイクルを開始しており、環境省で再資源化事業等の高度化に係る認定制度の議論が進む中、大手静脈企業の動向に注目する必要があります。