太陽光パネルのリサイクル事業者や行政動向、最新情報を掲載

海外ニュースダイジェスト Vol.120 ~ インド、廃棄PVパネルのガイドライン発表、他

興味のあるニュースは、リンク元からご覧ください。

インド:CPCB、廃棄太陽電池モジュールのガイドラインを発表(2026年更新)

インドの中央公害防止委員会(CPCB)は、電子廃棄物管理規則に基づき、太陽光発電モジュール、パネル、セルの廃棄物の保管および取り扱いに関するガイドライン1.0版を2026年3月に発表しました。

ベネルクス諸国:2Recycle、SOLAR MATERIALSとPVパネルのリサイクルで協定を締結

電子廃棄物の回収・リサイクルを行うオランダの2Recycleは、オランダ・ベルギー・ルクセンブルク地域での太陽光パネルのリサイクルに向け、(独)SOLAR MATERILASと協定を締結たと発表されています。

フランス:Soren、太陽光パネルのリサイクル事業で6社を選定

使用済み太陽光パネルの回収・処理を行う公的機関のSorenは、国内のリサイクルインフラの競争入札を行い、Envie 2E(2拠点)、Galloo、Rosi、RVE、First Solarを選定したと報じられています。
これにより、年間4万5000トン以上の太陽光パネルを処理できる見込みとされています。

カナダ:RZOLV、太陽光パネルからの銀回収で高回収率をベンチスケールで達成

カナダを拠点に廃棄物から金属の回収技術を開発するRZOLVは、太陽光パネルの銀回収において約89.8%の回収率を達成したと発表しています。

スペイン:MITECO、再エネ設備のリサイクルなど47プロジェクトに総額8,600万€を助成(機械翻訳)

(AI要約)スペインの環境移行・人口問題省(MITECO)は、再生可能エネルギー機器のリサイクル・再利用・エコデザインを対象に、47件のプロジェクトへ総額8600万ユーロの補助金を交付。
技術分野別では、太陽光発電モジュールの処理に特化した取組みが15件を占める。

中国:生態環境法典を正式発表、退役風力・太陽光設備の処理にも言及(機械翻訳)

(AI要約)2026年3月に採択された「中華人民共和国生態環境法典」は、退役した太陽光パネルのリサイクルや無害化処理を発電事業者の法的義務として明確に規定し、環境汚染防止と資源の循環利用を促進するための国家的な責任制度を確立しました。

中国:第15次5カ年計画、廃止太陽光発電設備の高付加価値かつ標準化利用の促進を目標(機械翻訳)

(AI要約)廃太陽光パネルについて、分解・分離などの技術高度化と標準化を進め、高付加価値な再利用(資源回収・材料利用)を拡大する方針。
あわせて、リサイクル材の利用拡大と産業化(サプライチェーン整備・用途拡大)を政策的に推進。

論文:欧州連合における太陽光発電リサイクル能力と政策上の課題の評価

欧州委員会は、EU27カ国の太陽光発電廃棄物の発生量とリサイクル能力に関する包括的な分析を実施しています。現在のリサイクル能力が年間約17万トンである一方で、2050年までに220万トンを超える可能性があり、EUの主要市場で深刻な処理能力ギャップが生じる可能性を指摘しています。

論文:持続可能なエネルギー転換に向けた太陽光発電技術のライフサイクル評価

ケニア・米国の研究グループが、ペロブスカイト-シリコンタンデムPVシステムのLCAと技術経済分析を比較し、ペロブスカイト-シリコンPVシステムが環境と経済の両面で優れたメリットがあることを論じています。

論文:粉じん劣化を考慮した改良AI(YOLOv8)による廃棄太陽光パネルの高精度検出

ちゅごくの研究グループが、砂埃や汚れで劣化した太陽光パネルの部品や寸法を正確に認識できる軽量なAI技術を開発し、リサイクル現場での自動解体・資源回収を効率化する手法を提案しています。

論文:持続可能な国際法における太陽光発電廃棄物の管理およびリサイクル責任の法的側面

バングラデシュの研究グループは、国内で急増し放置されている使用済み太陽光パネルが招く環境汚染や健康被害を警告し、法的空白を埋めるための「製造者責任」に基づいたリサイクル体制の早期確立を提言しています。

論文:ペロブスカイト太陽電池における鉛漏出モニタリングの総説

ケニア・南アの研究グループが、鉛系ペロブスカイト太陽電池の鉛漏出の課題に対し、漏洩のモニタリングや鉛リサイクル・循環化に関する展望を論じています。

論文:フェムト秒レーザーを用いた、無毒かつ完全な太陽電池モジュール層の剥離

豪・印の研究グループが、フェムト秒レーザーを用いた太陽電池モジュールの剥離処理を提案しており、ガラス・EVA・太陽電池セルを分離できることを実証しています。

論文:クリーンエネルギーへの移行~技術、資源不足、および運用上の課題に関する検討

中国の研究グループが、クリーンエネルギー移行における技術的成熟度、重要鉱物の資源不足、および運用の課題を統合的にレビューし、サーキュラーエコノミーやスマートグリッドを通じた持続可能なエネルギーシステムの構築を提言しています。

≪ Vol.119  Vol.121 ≫