太陽光パネルリサイクルの情報を掲載しております。

海外ニュースダイジェスト Vol.15 ~ ヨルダン、PV廃棄物の影響に関する研究

海外で取り上げられている太陽パネルリサイクル関連のニュースや記事などを、不定期に紹介していきます。
特に脈絡や関連性などに拘らず、海外メディアで報じられているニュースやSNSで関心の大きいもの、内容の充実したコラムやブログ記事などを取り上げていきます。

興味のあるニュースは、元リンクから是非ご覧ください。

ヨルダン:太陽光発電の廃棄物が今後数十年間に与える影響に関する研究

ヨルダンの地元大学の研究チームが実施した調査によると、2040 年以降に北部地域だけでも太陽光パネルの廃棄量が33万トンを超えると想定されており、最適な管理およびリサイクル方法の必要性が指摘されています。

シンガポール:Polytechnic、国内初の太陽光パネルのリサイクルラインを始動

シンガポールのPolytechnicが、太陽光発パネルのリサイクルシステムが試験ラインを導入したと報道されています。

ポーランド:ALSEVA、太陽光パネルのリサイクルに向けた取り組みを開始

太陽光発電を手掛けるポーランドのALSEVAが、バルト諸国のエネルギー部門の投資家であるSUNLYと、使用済太陽光パネルの処分の分野で協力するための基本合意を結んだと発表しています。

ドイツ:韓国企業との協業が、ZIMプロジェクト・オブ・ザ・イヤーに

ドイツ連邦経済エネルギー省が進めるZIM(中小企業向けの資金調達プログラム)で、韓国企業と協業した太陽光パネル技術が表彰されています。
詳細は不明ですが、ウォータージェット技術により純度高いガラスだけでなく、セル表面のドープされた材料も除去されるようです。

関連トピック

論文:NREL、エネルギー転換期における太陽光発電の循環型経済優先課題

NREL(米国国立再生可能エネルギー研究所)の最新のレポートによれば、新しい材料の需要を減らすために、太陽光パネルのクローズドループによるリサイクルよりも寿命延長を優先する必要があると指摘されています。

論文:ブラジルにおける太陽光発電設備の廃棄物~循環型経済への課題、可能性と障壁

近年太陽光発電の導入が増えてきたブラジルでは、廃棄物の懸念がまだ議論されていない様ですが、潜在的な影響と課題があると指摘されています。

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